Processing言語が実行される基本的な仕組みについて。
最初にsetup関数が呼び出され、その後はdraw関数が繰り返し呼び出されます。
setup関数とdraw関数の呼び出し順のフローチャート
たとえば、以下のようなプログラムでdraw関数が呼び出される様子(頻度)を見ることができます。
int counter;
// セットアップ
void setup()
{
// 画面のサイズ
size( 300, 200 );
}
// 描画
void draw()
{
// 背景を黒で塗る
background( 0, 0, 0 );
// カウンタを描画
textSize(30);
text( counter, 30, 100 );
// カウンタ更新
counter++;
}
デフォルトでは draw関数は1秒間に60回呼び出されます。
このときのプログラムの動作を動画にしてみました。
1秒間に draw関数を何回呼び出すかは frameRate 関数で変更可能です。以下のように、setup関数内に frameRate(100); という処理を記述すると、draw関数は1秒に100回呼び出されるようになります。
// セットアップ
void setup()
{
// 画面のサイズ
size( 300, 200 );
// フレームレートを設定
frameRate(100);
}
この時の動画は以下の通りです。
100の桁が1秒に1回更新されるので、まるでストップウォッチのようですね。