独自コマンドを作る際、コマンドライン引数を扱う方法は非常に基本的でありながら重要なスキルです。この記事では、C#でコンソールアプリケーションを作成し、コマンドライン引数を受け取り、それを表示するサンプルコードを使い、コマンドライン引数の扱い方を説明します。
サンプルコード
using System;
namespace CommandLineArgsDemo
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
Console.WriteLine("コマンドライン引数のデモ");
// 引数が提供されているかチェック
if (args.Length == 0)
{
Console.WriteLine("引数が提供されていません。");
return;
}
// 提供された引数を表示
Console.WriteLine("提供された引数:");
for (int i = 0; i < args.Length; i++)
{
Console.WriteLine($"{i + 1}: {args[i]}");
}
}
}
}
プログラムの構造
C#のコンソールアプリケーションは、Mainメソッドから実行が開始されます。このメソッドは、アプリケーションのエントリーポイントとして機能します。Mainメソッドのパラメータであるargsは、コマンドラインから渡される引数を含む文字列の配列です。
引数のチェック
サンプルコードでは最初に、args配列の長さをチェックして、コマンドライン引数が実際に提供されたかどうかを確認しています。引数がない場合、プログラムはユーザーにその旨を通知し、実行を終了します。
引数の表示
コマンドラインから提供された引数が存在する場合、プログラムはそれらをループを使用して、ひとつずつ表示します。この際、引数の番号(1はじまり)と共に、引数の値がコンソールに出力されます。
コマンドライン引数の使用例
このプログラムを実行する際に、例えば以下のようにコマンドラインから引数を渡すことができます。
> sample.exe 引数1 引数2 引数3
実行結果
コマンドライン引数のデモ
提供された引数:
1: 引数1
2: 引数2
3: 引数3
まとめ
本記事では、コンソールアプリでコマンドライン引数を受け取る方法を紹介しました。