バッチファイルやコマンドプロンプトで使用するコマンドについて、使用できるけどインストールされている場所がどこなのかが分からない、コマンドのインストール先を探したい、といった場合があるかと思います。
本記事では、コマンドやプログラムのインストール場所を調べる方法について紹介します。
コマンドやプログラムのインストール場所を調べる方法
whereコマンドを使用します。whereコマンドは、指定された名前のコマンドやプログラムが、どこにインストールされているかを検索して表示します。
where commandName
このコマンドが検索する場所は、環境変数PATHに設定されたディレクトリを含む、システム全体を検索します。以下の優先順位で表示します。
- カレントディレクトリ
- PATH 環境変数に設定されているディレクトリ
- システムディレクトリ（C:\Windows など）
使用例
例として、メモ帳（notepad.exe）を検索してみます。
> where notepad.exe実行結果
コマンドの結果から、notepad.exeは、C:\Windows\System32\ と C:\Windows\ のふたつのディレクトリに存在することがわかりました。
C:\work>where notepad.exe
C:\Windows\System32\notepad.exe
C:\Windows\notepad.exe
C:\work>このように、whereコマンドは、ファイルの場所を特定する場合だけでなく、同名のファイルがシステム上の複数の場所に存在するかどうかを確認する場合にも役立ちます。
まとめ
実際にWindowsが使用するコマンドを知ることはバッチファイルやコマンドプロンプトで作業をする際に重要です。ぜひwhereコマンドをご活用ください。