C#において整数型(int, long など)を文字列に変換する際に非常に便利なメソッドが ToString() です。この記事では、整数型の ToString() メソッドの基本的な使い方から、少し応用的なフォーマット指定を使った使い方までを解説していきます。
基本の使い方
ToString() メソッドは、数値を文字列に変換する最も基本的な方法です。引数無しで使用すると、数値がそのまま文字列に変換されます。
int number = 123;
string text = number.ToString();
Console.WriteLine(text); // 出力: 123
ゼロ埋めの使い方
数値を文字列に変換する際に、特定の長さになるように左側をゼロで埋めたい場合があります。これは、ToString() メソッドに書式指定子を渡すことで実現できます。
int number = 5;
string text = number.ToString("D5");
Console.WriteLine(text); // 出力: 00005
この例では “D5” が書式指定子であり、「少なくとも5桁の数値にして、足りない分はゼロで埋める」という意味になります。
カスタム数値フォーマット
さらに複雑なカスタマイズが必要な場合、カスタム数値フォーマット文字列を使用することができます。例えば、数値の千単位ごとにカンマを挿入したい場合や、小数点以下の桁数を指定したい場合などです。
int number = 1234567;
string formatted = number.ToString("#,##0");
Console.WriteLine(formatted); // 出力: 1,234,567
この例では、”#,##0″ がカスタム数値フォーマット文字列です。
まとめ
この記事では、整数型の ToString() メソッドの基本的な使い方を紹介しました。数値の桁数を合わせることにより、プログラムから出力するレポートを綺麗に表示することができますので、ご活用ください。