ファイルをコピーする処理をバッチファイルに記述する場合、「ファイルを上書きしますか?」という確認メッセージが不要であることが多いです。本記事では、ファイルを確認メッセージを出さずにコピーする方法を紹介します。
サンプルコード1:ひとつのファイルをコピー
確認メッセージを出さないようにするには /Y オプションを使用します。その後ろに、コピー元ファイル、コピー先ファイル、の順に記述します。
copy /Y C:\example\file.txt C:\backup\file.txt
サンプルコード2:複数のファイルをコピー
copyコマンドを使用して、一度に複数のファイルをコピーすることも可能です。これにはワイルドカード(*)を使用します。
copy /Y C:\example\*.txt C:\backup\
このコマンドは、C:\example\ディレクトリ内のすべての.txtファイルをC:\backup\ディレクトリにコピーします。
注意点
- copyコマンドは基本的にテキストファイルやバイナリファイルのコピーに使用されますが、ディレクトリ自体はコピーできません(ディレクトリ内のファイルはコピー可能)。
- 大量のファイルを扱う場合や、ディレクトリ構造を保持したい場合は、xcopyやrobocopyといったより高度なコマンドの使用を検討すると良いでしょう。
まとめ
バッチファイルを使用したファイルコピーは、ファイルのバックアップなどの単純作業を自動化する良い方法です。毎日の作業を手間に感じるときは、ぜひバッチファイルで自動化していきましょう。