コマンドプロンプトでの入力補完機能の活用法

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コマンドプロンプトを使い始めると、コマンドやファイルパスを正確に入力する必要があることに気づきます。特に長いファイル名やディレクトリ名を手動で入力するのは時間がかかり、タイプミスの原因にもなります。

幸いなことに、Windowsのコマンドプロンプトには入力時の補完機能が備わっており、これを活用することで作業の効率を大幅に向上させることができます。この記事では、コマンドプロンプトの入力補完機能の使い方を紹介します。

入力補完機能とは

入力補完機能とは、ファイル名やディレクトリ名の入力途中に、キーボードの特定のキーを使って自動的に入力を補完する機能です。これにより、入力の手間を省き、より速くコマンドを実行することが可能になります。

使用例

コマンドプロンプトで作業している際に、例えばDocumentsディレクトリに移動したい場合、以下のように入力を開始します。

cd Doc

この時点でTabキーを押すと、Documentsと自動補完されます。もしDocumentsから始まる名前のディレクトリが複数ある場合は、Tabキーを繰り返し押すことで、それらの候補を順に表示できます。

入力補完の使いどころ

  • ファイル名やディレクトリ名の補完:Tabキーを押すことで、現在のディレクトリ内のファイル名やディレクトリ名が自動で補完されます。さらにTabキーを押すと、次の候補を表示します。
  • 逆方向の補完:Shift + Tabを押すことで、補完の候補を逆方向に選択できます。
  • スクリプトファイルや実行ファイルの名前を補完:カレントディレクトリにあるスクリプトファイルや実行ファイル名も補完できます。
  • Windows標準のコマンドは補完できない:コマンドプロンプトではコマンド自体の補完はサポートされていません。

    まとめ

    コマンドプロンプトの入力補完機能を使うと、長いファイル名やディレクトリ名の入力を速く正確に行うことができます。この便利な機能を普段の作業にぜひ取り入れてみてください。

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