バッチファイルの作成において、コメントはコードの可読性を高める重要な要素です。コメントを記述することで、スクリプトの目的や各部分の機能を明確にし、将来のあなた自身や他の人がコードを理解しやすくなります。
この記事では、バッチファイルのコメントの基本的な書き方ついて紹介します。
コメントとは?
コメントは、実際のコマンドとして実行されないテキストのことを指します。バッチファイル内でコメントを使う目的は、スクリプトの読み手に対して補足情報を提供することにあります。これにより、コードの可読性が向上し、メンテナンスが容易になります。
コメントの書き方
バッチファイルでは、remコマンドを使用してコメントを記述します。
REM これはコメントです
REM この下のコマンドはファイルを削除します
del example.txt
なお、remコマンドはremarks(備考)の略のようです。
他のコメントの書き方
ダブルコロン(::)は、実際にはラベルの宣言ですが、コメントとして使われることがあるようです。remよりもタイプするのが速く、スクリプトが若干読みやすくなるため、とのこと。if文やループ内で使用すると問題を引き起こす可能性があるようなので、私は使いません。
:: これもコメントです
:: この下のコマンドはディレクトリを表示します
dir
まとめ
この記事がバッチファイル初心者の方々にとって、コメントの書き方とその価値を理解するきっかけになれば幸いです。