バッチファイルによるファイル管理の自動化において、ディレクトリ(フォルダ)を削除する際、ディ削除をしても良いかの確認メッセージが表示されることがあり、これが自動化の妨げとなる場合がります。
この記事では、指定したディレクトリを、バッチファイルを使用して確認メッセージを表示せずに削除する方法を紹介します。
サンプルコード
ディレクトリを削除するために、Windowsバッチファイルでは rd または rmdir コマンドを使用します。これらのコマンドは機能的に同じで、どちらもディレクトリの削除を行います。この例では、rmdirコマンドを使用します。
rmdir /s /q パス
- /s オプションは、指定されたディレクトリと、その中に含まれるすべてのファイルおよびサブディレクトリを削除します。
- /q オプションは、ディレクトリの削除時に確認メッセージを表示しないようにします(quiet)。
たとえば、ディレクトリ C:\example\ の内容を削除したい場合は、以下のように記述します。
rmdir /s /q C:\example\
このコマンドを実行すると、C:\example\ディレクトリとその中に含まれる全てのファイルおよびサブディレクトリを、ユーザーに確認メッセージを表示することなく削除します。
注意点
- ディレクトリ削除コマンドを使用する際には、削除するディレクトリのパスを正確に指定することが重要です。誤ったディレクトリを削除してしまうと、重要なデータを失う可能性があります。
- ディレクトリ削除は元に戻すことができない操作であるため、実行する前には削除対象が正しいことを再確認してください。
- ディレクトリが使用中のファイルやロックされたファイルを含んでいる場合、削除に失敗することがあります。このような場合は、ファイルが使用中でないことを確認してから再度実行してください。(下記の記事でファイルを使用しているプログラムを見つけられます)
まとめ
本記事では、指定したディレクトリを、バッチファイルを使用して確認メッセージを表示せずに削除する方法を紹介しました。