Windowsにおいて、ディレクトリやファイルの階層構造を一目で確認したり、誰かに説明したい場合に、treeコマンドが非常に便利です。この記事では、treeコマンドの使用方法を紹介します。
Treeコマンドとは?
treeコマンドは、指定したディレクトリから始まるディレクトリ構造とファイルを、ツリー状の形式で表示するコマンドです。
D:\work\sample>tree
フォルダー パスの一覧: ボリューム ボリューム
ボリューム シリアル番号は xxxx-xxxx です
D:.
├─aaa
│ └─aaa_sub
├─bbb
│ └─bbb_sub
│ └─bbb_sub_sub
└─ccc
D:\work\sample>
コマンド使用例
現在のディレクトリとそのサブディレクトリの構造を表示
オプションなしでtreeコマンドを実行すると、現在のディレクトリとそのサブディレクトリの構造を表示できます(ファイルなし)。
> tree
実行結果
D:\work\sample>tree
フォルダー パスの一覧: ボリューム ボリューム
ボリューム シリアル番号は xxxx-xxxx です
D:.
├─aaa
│ └─aaa_sub
├─bbb
│ └─bbb_sub
│ └─bbb_sub_sub
└─ccc
ファイルも含めて表示
ファイルも含めたディレクトリとそのサブディレクトリの構造を表示したい場合は、/Fオプションを付けて、treeコマンドを実行します。
> tree /F
実行結果
D:\work\sample>tree /F
フォルダー パスの一覧: ボリューム ボリューム
ボリューム シリアル番号は xxxx-xxxx です
D:.
├─aaa
│ │ a1.txt
│ │
│ └─aaa_sub
│ sample.xlsx
│
├─bbb
│ └─bbb_sub
│ │ sample.rtf
│ │
│ └─bbb_sub_sub
│ word.docx
│
└─ccc
sample.bat
テキストファイルに保存する
リダイレクトを使用することにより、テキストファイルに保存できます。以下は、ファイルも含めたディレクトリ構造をtree.txtに保存する例です。
D:\work\sample>tree /F > tree.txt
まとめ
この記事では、treeコマンドを使用したディレクトリ構造の視覚化について紹介しました。treeコマンドは、ディレクトリの構造をメールなどで相手に伝える際に非常に便利です。ぜひご活用ください。